2018年度より道徳が小学校で特別の教科となり、2019度には中学校でも教科化されるようになります。つまり、道徳にも成績がつけられるようになります。

更に2020年からの大学入試改革では、これまでのIQ(Intelligence Quotient =知能指数)だけに極端に偏っていた入試制度を見直し、これからのグローバル化社会に適した人材を求めるようになりました。すなわち知力はもちろん、それに加えて発言力や調整力、リーダーシップなども試されるようになります。

つまり、これからの子どもに求められるのは、IQだけでなく、EQも上げていく必要があるのです。

EQとは?

EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略で、IQが「知能指数」を表すのに対し、「心の知能指数」と言われる能力を表す言葉です。これは人間関係を築くための重要な能力、別名「対人関係能力」とも言われ、プライベートはもちろん、学校の活動や仕事の能力など、人生に大きく関わってくるものです。

そこで、CHECK!

あなたのEQは高いの?それとも低い?

まずは今の状態を知ることから始めてみましょう。

下記の項目で、あなたに思い当たると思うものにチェックを入れてください。

□目指すのは完璧なゴールだ

□周りの目を気にする方だ

□思い出すと腹の立つことが複数ある

□やられたらやり返す

□ネガティブ意見の友人が多い

□負けると思っても戦うべきときは戦う

□ノーと言えない日本人

上記項目に1つでもチェックが入った方は、EQが低いかもしれません。

ぜひ後述のEQを高める方法を試してみてください。

EQの高い人VS低い人

EQの高い人は、自分の感情をコントロールしつつ、相手の感情を読み取る能力に長けているので、常に周囲と良好な人間関係を築くことができます。いわゆる「優等生」や「できる人」というのは、IQだけでなく、EQも高いとされています。

上の図のように、EQが高い人(左)は、本来備わっている能力IQや知識、スキル、経験などが十分に発揮できるしっかりしたEQの基盤があります。一方EQが低い人(右)はその基盤が弱く、不安定で、同じIQを持っていても十分に発揮できません。

EQを高めるには?

それではどうやってEQを高めればいいのでしょうか。IQは勉強することで上げられるかもしれませんが、EQはどうすればいいのでしょう。

もともと日本人は自己表現が苦手で、自己主張の強い外国人に押されてしまう傾向にあります。しかし、その分相手の気持ちや感情を思いやったり、気遣ったりする能力に優れていました。ところが、最近のスマートフォンの普及などで、直接コミュニケーションする機会が減り、自己表現をしたり相手の感情を読んだりすることができにくくなっています。そしてますますEQを高めにくい状況になってしまっているのです。

今すぐできる!EQを高める2つの方法!

そこで、今日からすぐにできる「EQを高めるための2つの方法」をご紹介します。

EQを高める方法はたくさんありますが、今すぐ、そして誰にでも簡単かつ効果的にできる方法ですので、ぜひ実践してくださいね!

1.「ありがとう」を1日10回言う

「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられていやに思う人はまずいません。何かしてもらったときには恥ずかしがらずに「ありがとう」と言う習慣をつけましょう。言われた相手はあなたに心を開き、感情を見せてくれるようになります。

まだ小さなお子さまには「ありがとう」をたくさん言える子どもになるよう、まず親が見本を示し、また子どもにも習慣づけさせます。自然と人の感情が読み取れるようになり、これがEQを高める絶大な効果をもたらします。

2.大切な人と気持ちを一つにする

家族や友人など、あなたが大切にしている人たちと気持ちを共有します。面と向かってあなたの気持ちを相手に表現したり、相手が表現した気持ちを大切にしたり、互いの感情を大事に思うのです。これはSNSなどデジタル上では難しいので、ちゃんと対面し、相手の表情や声のトーンなども加味しながら気持ちを共有することが望ましいです。

とはいえ、なかなか漠然としていて難しいと思いますので、何か共通の趣味や作業などを一緒にやりながら行うのがおススメです。

例えばお子さまのEQを高めたいと思ったら、AIなどを利用するより、心の知育玩具となるようなもので親子いっしょに会話をしながら遊ぶのが良いでしょう。充実した遊びを親子で楽しむことは、何より心と知能を育てます。

これからの時代を生き抜くため、ぜひIQだけでなくEQも高めてくださいね!

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