夏休み。お盆休みなどで帰省したり、海外など旅行に出かけたりするご家庭も多いかと思います。そこで気になるのが、長時間の移動!特に飛行機や新幹線など、途中で降りることもできない公共の乗り物の場合、子どもがぐずって騒ぎださないかとても神経を使いますよね。

電車などでよく見かけるのが、お菓子を与えたり、最近ではスマートフォンを与えたりしておとなしくさせるシーンです。確かにその気持ちは分かりますし、実際に子どもはそれでおとなしくなりますが、実はこれはリスクが大きく、決しておすすめできる行為ではありません。

実は危険!?公共の乗り物内でのお菓子とスマホ

飛行機や新幹線など、長距離で指定席系の乗り物の場合はお菓子を与えるのも一つの手段かとは思います。しかしながら、泣けば好きなお菓子がもらえるということを習慣化してしまうと、泣く=お菓子、移動中=お菓子という概念が出来上がってしまう可能性があります。これは食事よりもお菓子ばかり食べてしまうようになったり、在来線など他の人に迷惑になるような場合でも、平気で食べ物を食べていいと思うようになってしまったりするので要注意です。


同様に、静かにさせるためだけの目的で安易にスマートフォンを与えてしまうと、騒いだり泣いたりすればスマホが与えられると認識されてしまいます。スマホには依存性があるので、乗り物を降りた後でも、もっとずっとやりたくなってしまいます。つまり、幼少期にして既にスマホ依存症予備軍にしてしまうリスクが高くなります。スマホ依存症になってしまうと、成長の過程でいろいろな弊害が出てしまうのでよく注意しなければなりません。

周囲に迷惑をかけまいと、その場しのぎに安易にお菓子やスマホ育児をしてしまうより、長時間の移動時間はむしろ親子のコミュニケーションを充実させる場にした方が、長い目で見ると、人に迷惑をかけない人間に成長するのではないでしょうか。

では、そうは言ってもぐずって周囲に迷惑にならないためにはどうしたら良いのでしょうか。

ここでは、そんな長時間の移動にぜひおすすめしたい、必須アイテムをご紹介します!

公共の乗り物に持参するアイテムのポイントとして、次の3つが挙げられます。

・音が鳴らない

・かさばらず、小さすぎない

・安全な形状

音が鳴るおもちゃは楽しく集中できる物が多いですが、周囲に迷惑に迷惑がかかるので公共の乗り物には不適切です。また、移動に便利なようにかさばらない(機内や車内の小さなテーブルにも置ける)ものでいて、飲み込んだりなくしなりしないように小さすぎないものが理想です。そして、何より安全な素材、形状のものが望ましいですね。何かの間違いで、本人はもちろん、他の人が当たったり踏んでしまったりしても安全な素材を選びましょう(ガラスなどの壊れやすい素材のものは避けましょう)。

では、具体的にはどのようなアイテムが好ましいでしょうか。ここでは、先輩ママたちが厳選しておすすめする5つのアイテムをご紹介します。

旅先の移動中に持参したい、必須アイテム5選!

1.絵本

基本的にお子さまがふだんよく読んでいるお気に入りの(何度読んでも飽きない)1冊と、初めて読む初物の本を1冊以上が持参するのが理想的です。

お気に入りの本があると安心して情緒が安定しますし、初めての本はやはり興味をひくのでしばらく集中してくれるからです。

ここでは絶対にはずさないおすすめの絵本を2冊ご紹介します。

◆「いないいないばああそび」木村祐一 ¥734(0~2歳)

親子が最初に出逢う遊び「いないいないばあ」を1冊の絵本にしたもの。インパクトのあるダイナミックな木村祐一さんの絵と最後の仕掛けが秀逸!

◆「ぜったいにおしちゃダメ?」 ビル・コッター ¥1,058(2~4歳)

タブー破りにハマる子どもが続出!子どもが何度も何度も繰り返し読んでもらいたがる大人気絵本!

2.シールブック/磁石ブック

これぞ長時間の移動に最適な最強アイテムともいえる、シールブックや磁石ブック。シールやマグネットを指定の場所や好きな場所に貼っていき、そのシーンを完成させるというものです。実に簡単でお手軽でいて、子どもの好奇心をくすぐるものですので、当面はこれでおとなしくなってくれるでしょう。

◆3歳 めいろシールブック学研の頭脳開発プラス ¥486

頭脳開発シリーズ「めいろ」のワーク要素を生かしたシールブック。ページごとに付いた全部で150枚以上の「貼ってはがせるシール」で、楽しみながらワークでき、「がんばりシール」も付いているのでモチベーションもキープ。持ち運びしやすいおでかけサイズなので、旅先でも大活躍します!年齢ごとにいろいろ出ているので、月齢に合わせたものを選んでくださいね。

3.お絵かきボード

お絵かきボードは困ったときの万能アイテム。使い用途もさまざまでつぶしがきく逸品です!最初はひとりで、好きなように描かせて遊ばせ、描いたものには必ず「これなあに?」「わあ、上手だね」と褒めます。すると、得意になってどんどん描き進めるでしょう。しばらくして子どもが飽きてきたら、今度は親が何か描き、「これなんだ?」とクイズ形式にして当てさせたりするのもゲーム的で楽しいと思いますよ!

◆ベビーザらス限定 イマジナリウム カラフルお絵かきボード トラベルサイズ ¥1,078

トイザらスオリジナルブランド“イマジナリウム”から『カラフルお絵かきボード トラベルサイズ』が登場!画面がカラフルなのでイメージが膨らみ、子どもが大好きなスタンプも付いていておすすめです!

4.なぞなぞ

言葉がしゃべれるようになった子どもが好きな王道ゲームとして、昔から愛されているのが「なぞなぞ」です。大好きなお母さんやお父さんから出される「なぞなぞ」問題に、子どもたちは少なからず目を輝かせることでしょう。

簡単すぎても難しすぎてもいやになってしまうので、基本は7割が比較的簡単な問題で、ところどころ難しい問題を3割ほど混ぜるように工夫するのがポイントです。

例えば「赤くて丸くて、小さいフルーツ、なーんだ」という問題。まだ月齢が小さければ、答えが「りんご」であっても「いちご」であっても「さくらんぼ」であっても正解にして「すごい、すごい、よくわかったね」と褒めましょう。そして、月齢が上がるにつれ、「おしいね!でも小さくなくない?」とか「それって三角じゃない?もっとまんまるなフルーツはなに?」などと言って、「さくらんぼ」という答えに導くよう臨機応変に対応していきます。

自分で考えるのが苦手という方には、ぜひおすすめしたい絵本があります!あの「ぐりとぐら」の「なぞなぞえほん」です。ぜひ旅のお供にお持ちください。

◆なぞなぞえほんセット  中川李枝子(著)、山脇百合子(絵) ¥2,268

子どもたちが大好きな「ぐりとぐら」でおなじみ、中川李枝子さんと山脇百合子さんの「なぞなぞ」絵本です。楽しい絵のミニサイズ絵本3冊が、かわいいセットケースに入っています。親が安心して子どもに持たせることのできるおすすめセットです!

5.パズル

集中して楽しんでくれるパズルなら、子どもたちも長い時間おとなしく遊んでくれます。ただし、大きくてかさばる重い木のパズルのようなものは旅行には向かないでしょう。そこでおすすめしたいのが、日本生まれの「f-pzl エフパズル」です!エフパズルは、素材がやわらかいフェルトでできている世界初のフェルトパズルです。軽くて持ち運びやすく安全なのが特徴です。さまざまな商品がありますので、お子さまの月齢や好みに合わせてお選びくださいね!

◆ビビッドカラー ペンギンキット ¥810

夏にぴったり。ペンギンやお魚を親子でいっしょに作り、作った後はごっこ遊びをするなどして長く楽しめます。

◆ビビッドカラー 指人形キット 恐竜 ¥324

子どもたちに大人気の、やわらかい指人形キットです。パーツはたった2つ。月齢の小さなお子さまにも簡単に作れて、指人形として遊べます。親子でごっご遊びをしても楽しいですね。同シリーズには「うさぎ」もありますので、女児にはこちらもおすすめです!

◆ビビッドカラー お寿司キット ¥810

マグロとタマゴのにぎり、巻きずし、お稲荷さんを作るキットです。食べ物が大好きなお子さまなら夢中になって遊んでくれるでしょう。サイズも本当のお寿司とほぼ同じ。作った後はお寿司屋さんごっこでお楽しみください!

いかがでしたか?上記にご紹介したものは、いずれもお子さまが集中して静かに遊んでくれると同時に「脳と心の発達」を健全に促すものばかりです。まさに一石二鳥ですね。さらに親御さまが話しかけながら一緒に遊んであげることで、よりその効果が増します。

大切なお子さまをお菓子やスマホ漬けにさせないためにも、ぜひ参考にされてみてくださいね。

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